腱鞘炎・バネ指の概要
腱鞘炎、バネ指は職業的に指をよく使う人に多く現れる症状で、例えば、ピアニスト、バイオリンその他楽器で指を激しく動かす人、美容師、理髪師、コンピュータのキーボードをよく使う人などです。職業以外では、スマートフォンをよく使う人にも多くみられるようになりました。 その一方あまり指を動かさないにもかかわらず、発症する場合もあります。
一見するとあまり深刻には見えないものですが、原因が携帯なら少し控えるなり、ほかの指で行うなど対応できますが、職業的によく使う指に発症し、ひどくなれば職業をあきらめざるをえなくなり、大きな問題になります。 男女比では女性に多いです。
原因として考えられるもの
女性に多いのは、腱鞘部が男性と比べて、細く強固ではないこと、女性のほうが手足末端の血液循環、体液循環が悪くなりやすいことが理由だと思います。 つまり、腱鞘炎、バネ指になりやすい体質+職業や生活習慣として指を激しく動かすかどうかが発症するかどうかのわかれめになると考えられます。
治療は全身の体液循環改善がカギ
治療としては手の血液循環・体液循環を局所的ではなく、体全体的に向上させる必要があります。
局所的によくなればそれで良い、と考える患者さんも多いようです。しかし、局所的に改善しても体全体の循環が仮に50%だったらどうでしょう?それでよくなるでしょうか?
体液循環改善には低体温改善も冷え性改善も重要だと思います。手足が冷えているのに血行が良好、なんてことはあり得ませんね。
体全体は50%で局所的に100%な状態は、私には想像しにくいです。いかがでしょうか?一時的にそうなったとしても徐々に元通りになると思います。これはシップや痛み止めなどの薬物療法でも同様に感じます。
そうした、身体の一部ではなく体全体を総合的に治療することをお求めの方、やわらぎ治療室の鍼灸や無痛整体治療を一度お試しください。
-
関連ページ
- 低血圧解消で細胞が蘇る
- 冷え症解消の大きなメリット