ツボを使っていると不思議さを感じます
私は毎日のようにツボを使って、鍼灸(ハリ)治療を行っていますが、治療するたびに「不思議だなあ」と思ってしまいます。こう言うとみなさんは不安になるでしょうか?というのはとても不思議な性質があります。例えば治療の道具に金粒、銀粒というものがあります。これは直径1ミリちょっとの金属粒を絆創膏を使ってツボに貼ると鍼(ハリ)と似た効果が得られるものです。ゴマツブより小さいものですがこれでも立派に効果が出ます。一粒貼っただけで便秘が解消したこともありました。しかもその粒が金のものと銀のものでは作用が違ってきます。金だと気を補い、銀だと余分な気を外に出してくれます。一体どこが、誰が金を貼ったのか銀を貼ったのか判断しているのでしょう(笑)?
他にも鍼(ハリ)を刺す場合に垂直に刺したとき、斜めに刺したときとではその効果が違ってきます。斜めに刺してあるときは一見失敗したように見えるかもしれませんがそうとは限らないのです(笑) 。
患部に刺すば効くと言うわけではありません
患者さんの多くはコリがある場所にだけ施術をするのが良いと思っています。普通に考えてそう思うのは当然でしょう。しかし東洋医学の理論で言うとそうでもないのです。
辛いところに刺すだけならあなた自身でもできます。そんなやり方なら誰にでもできますので、みな名人になっていますね
腕のツボで歯の痛み解消!
実際にあった話では、ある時歯が痛いと言って顎の辺りにゲルマニウムの粒を貼ってきた患者さんがいました。効果があるか訊いてみると、「気持ちいい」とのこと。でも治ってはいないと言っていました。そこで「そこより腕のここに貼ったほうが良いですよ」と手首と肘の中間くらいに貼りなおしてあげました。そうすると1分後くらいに「全然痛くない」と驚いています。意外とこうした例は多いです。
こうした原因がはっきりしないけれど不調を感じる。そうしたものには、鍼、整体などは有効であることが多いです。ご検討ください。