口内炎、口角炎とは?
あなたは口内炎の症状がおありでしょうか?口内炎ができると食事が楽しくなかったり、おしゃべりしていても口の中が気になって集中できなくなってしまいますね。
口内炎は文字どおり口の中にできる炎症で、頬の裏の粘膜や、唇の裏側、また舌にできる場合もあります。痛みが伴う場合が多く、重篤な場合には複数箇所に発症することもあり、食事がしにくくなります。
意外なことに、現代医学的には口内炎の原因はわかっていないようです。
現代医学的には、痛みのある場所をレーザーで焼いたり、その場所を覆うようにパッチをあてたり、抗炎症剤を用いたりといった対症療法が用いられるようです。対症療法に不満を持たれて、やわらぎ治療室の治療を受けられる方も多いです。
また、口内炎は膠原病など重度な病気の初期症状であることもありますので原因を取り除いておくことがお勧めです。
口内炎、口角炎についての東洋医学的な考え方
東洋医学的に診ると、口内炎は消化器の不調を反映しているものです。多くは「気滞」と呼ばれる「気」の停滞が起きています。舌や唇、口内は内臓の不調を映す代表的な場所になっており、漢方の診断で舌を診ることなどご存知の方もおられるかと思います。このことは、口内炎が発症した時に胃もたれを感じて実感される方もいるのではないでしょうか?
これらは口角炎も同様で口内炎と口角炎はほぼ同様に考えられます。
治療内容と意外なうれしい効果
口の症状なので「口の周りに鍼を刺されるんだろうか?いやだな」と思う方もいらっしゃるようですが、上記のとおり、消化器の不調が原因となっていますので、ほとんど顔には施術しません。腹部、背部、手足などに施術することがほとんどになります。また、口内炎、口角炎を東洋医学的に治療しておくということは、肌荒れ、肩こり、腰痛など他の治療や予防にもなりますのでさまざまな好影響があります。
身体の内側から口内炎、口角炎の原因を取り除きたい方、いろいろ試したけど結果が思わしくない方など一度お試しください。
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