風邪薬で風邪は治らない!?

「そうよ…こんなところで車椅子なんか使えないわ。でもそんなこと当たり前だわ、ここだけじゃない、フランクフルトだって車椅子なんて何にもならなかったわ。車椅子でクララが何処を動き回ったって言うの? 車椅子なんてなくなっていいのよ! 車椅子車椅子って、先生は車椅子のことばかりおっしゃるけど、クララだって本当はあんなものに乗っていたくはないんだわ。あんな車椅子に乗っているより、この草の上で座っている方がずっといいに決まってるわ。クララの、クララの気持ちなんか、先生には、先生になんか解らないのよ…。」
アルプスの少女ハイジ 第41話 「お医者様の約束」

(注)本内容は風邪治療にやわらぎ治療室の施術をお勧めしているものではありません

「風邪薬で風邪は治りません」と聞いて、あなたはどう思うでしょうか? 否定する方は多いかもしれませんね。私のまわりではそうでした。ぜひ、以後の話は根拠無しに反発することなく、また鵜呑みにすることなく、ご自身で検証してみてください。 「とんでもない」と読むのをやめてしまう前に「風邪薬で風邪は治らない」でネット検索してみてください。 いかがでしょうか?同じ内容の検索結果が出てきませんでしたか? 人力検索系のサイトなどで専門家の説明があったりしませんか? 風邪薬の効果は風邪の諸症状を緩和することにあります。 市販薬のパッケージにはそのように書いてあると思います。 つまり、
頭痛を一時的に止める、
くしゃみを一時的に止める、
発熱を一時的に止める、
こういったことが風邪薬の効果になります。
一時的に症状を抑えるのであって、治すわけではありません。 「この薬で風邪は治ります」とは書いてないと思います。また風邪薬のCMでも「治る」とは言っていませんね。 風邪が治るということは風邪ウィルスがあなたの体の中から消えたことを意味するわけですが、そういったウィルスを死滅させる効果はありません。 「そう言っても、風邪薬を飲んだら私は治ったよ」と言う方もいるかもしれません。 しかしそれは症状を止めている間にあなたの免疫力が風邪ウィルスと戦い、勝利したので、結果的に風邪薬の効果で治ったかのように見えるということです。 「風邪が治る薬が発明できたらノーベル賞をもらえるよ」という話を聞いたことはないでしょうか?残念ながら風邪を治せる薬を発明してノーベル賞をもらった人はいません。つまりそういう薬は存在しません。 「いやいや、市販薬はそうかもしれないが、病院でもらう薬だったら風邪は治るよ」と言う方もいるかもしれません。 しかし医師の処方する薬もほぼ同じです。興味のある方はもらった薬の効果を調べてみてください。抗生物質を飲めば、風邪は治る。とおっしゃった方もいますが、抗生物質は細菌を死滅させる効果はあるものの、ウィルスを死滅させる効果はありません。そして風邪の原因はウィルスの感染ですから。抗生物質も風邪を治すという意味では効果ありません。
あなたは虫歯で痛い時に、虫歯が治ることを期待して薬を飲みますか?「痛みを一時的に感じなくなる」ことを期待していて「治ること」は期待していませんね。風邪薬も同じなのです。
誤解していただきたくないのですが風邪薬を飲んでも意味が無い、とか飲むな。と言っているわけではありません。症状を止めて楽になるのも意味があることだと思います。

自分と同じ意見の話をだれかしていないかと探してみたら下記の本がありました。著者はお医者さんだそうです。 「医者が教える、知らないと怖い50の真実」酒匂 常男著 出版社:SBクリエイティブ 先進国で堂々と風邪薬を売っているのは日本だけ!だそうです。

なぜこのような話を書くかというと、この話はふたつのことを示唆していると思うからです。
 ひとつは、結局治すのは、外部の力によってではなく、免疫などの自然治癒力の働きによるものだ、 ということです。あなたの身体の中に元々備わっている作用が治すのです。 「最近、○○病院の風邪薬が効かなくなった」というような話を聞くことがあります。これは薬の問題ではなく、あなた自身の免疫力が低下していることの現れだと思います。 東洋医学の目指すところは、この自然治癒力を高めることであり、免疫力が高まり、正常な生理活動がおこなわれるようにすることにあります。 その結果、症状が消えることになります。残念ながら、風邪以外でも症状を抑える薬が病気を治してくれるかのように誤解しているケースはとても多いです。あなたの服用中の薬はどんな効果を期待できる薬でしょうか?
 もうひとつの示唆は、症状が消えることと、治ることは違うということです。 薬で症状が止まったとしても風邪ウィルスが体内で生きているかもしれません。 つまりこの状態は、「症状が消えているが病気は治っていない」状態です。 症状とその原因の重さは必ずしも比例しません。 風邪薬の場合は、「症状が止まっている間にその原因が消える」ことを期待しているわけですが、東洋医学の場合は逆です。 原因を消すことによって結果的に症状が消えることになります。 しかし、原因が順調に消えていても自覚症状がどう変化するかは個人差があります。 一見症状が完全に消えていても20%しかよくなっていない。ということもあります。 逆に治療はうまくいっているが、症状は変化しないこともあります。 もちろん原因が消えれば症状も消えるわけですが、一時的に比例しないことがあります。 自覚症状として認識できるのは氷山の一角と言えます。 原因は順調に消えているのに、自覚症状が一度の治療だけで消えなかったために、がっかりし、治療をあきらめてしまう方もいます。それはとても残念なことだと思います。ご自身で体調の回復度合いを理解するのは難しいことです。  もっとも気になる症状だけに注目するのではなく、体全体の変化に注目しながら治療を受けられるのがおすすめです。 たとえば難聴の人などは、それのみしか症状がないということはなく、大抵首がこっていたり、肩がこっていたり、眠りが浅かったり、トイレが近かったり、ほかにも症状があります。 そういうものが改善しているならば、良い方向に向かっているサインです。 特定の症状にのみ目をうばわれがちですが、体全体を良い方向に向かわせて、その結果、つらい症状も消えていた。となるのが東洋医学の基本になります。 そうしたところを楽しみながら、治療を受けていただけるとうれしく思います。

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